『紅白』ピンチ&『ゴチ』不評のなか大晦日「世帯視聴率は『ザワつく』圧勝で若年層はフジテレビ」の根拠
■フジテレビが若年層の数字を独占か
TBSではバナナマンがMCを務める『大晦日オールスター体育祭』と題した特番を17時から23時45分まで7時間にわたって放送する。 『SASUKE』の難関ステージ、『最強スポーツ男子頂上決戦』の跳び箱対決「モンスターボックス」、『オールスター感謝祭』の名物「赤坂5丁目ミニマラソン」、『東京フレンドパーク』のアトラクション「ウォールクラッシュ」など、TBSを代表するスポーツコンテンツに100名超の出演者が挑戦するという。 「パリ五輪出場のアスリートや25年1月期の日曜劇場『御上先生』主演の松坂桃李さん(36)をはじめ豪華ゲストが出るようですから、民放の大晦日特番では、不評の『ゴチ』よりも視聴率でも意外に健闘するかもしれませんね。しかし、実は“若年層の数字”を独占するのではないか、という声が上がっている局があるんです。それが、フジテレビです」(前出の制作会社関係者) フジテレビでは12月31日19時から映画『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』を、20時52分から『逃走中~大みそかSP~』を放送する。 2023年4月に劇場公開された『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』は、全世界累計興行収入が13億ドル(約2020億円)に達し、ゲーム原作の作品として歴代No.1の数字をたたき出した。国内の最終興収は140億円超で、観客総動員数は980万人を記録している。 「他局の大晦日番組と全く毛色が違うアニメ映画で地上波初放送。小さい子どもたちの興味関心は独占できるでしょうし、その親世代もまだまだ若く、『紅白』に興味がない人も少なくない。世界的な大ヒット映画ですからバラエティに食指が動かない人も取り込める。そのまま『逃走中』に流れる人も多いでしょうし、若者人気はフジがNo.1ではと言われていますよ」(前同)
■『ザワつく!』は驚異の世帯視聴率
テレビ朝日は、サバンナの高橋茂雄(48)が司会進行を務め、石原良純(62)、長嶋一茂(58)、高嶋ちさ子(56)が毒舌トークを繰り広げる『ザワつく!金曜日』の大晦日版『ザワつく!大晦日』を放送する。 2019年から6年連続で、24年は12月31日17時から1月1日の午前1時までと、歴代最長の8時間番組となる。 23年に引き続き、『相棒 season23』(テレビ朝日系)から水谷豊(72)と寺脇康文(62)がゲスト出演するほか、『劇場版ドクターX』から米倉涼子(49)、内田有紀(49)、鈴木浩介(50)、田中圭(40)が出演することも明らかになっている。 「日テレの『絶対に笑ってはいけないシリーズ』がコロナ禍でできなくなってしまって以降、23年まで3年連続で『ザワつく!大晦日』が民放の世帯視聴率トップですからね。 同番組はレギュラー放送の視聴率もすごいんです。12月13日放送回の世帯視聴率は13.6%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)。これは1週間の全局の全番組で1位の数字です。若者は見ない番組ですが、シニア層の視聴者を独占しています。 24年も世帯視聴率では『ザワつく!大晦日』が圧勝が確定的。目玉ナシの『紅白』にもかなり迫っていくのではないでしょうか」(前出の制作会社関係者) 2024年もあと1週間あまり。はたして大晦日のテレビはどうなるのか――。
ピンズバNEWS編集部