クラーク記念国際、大垣日大 監督は3元号で指揮 選抜高校野球
第94回選抜高校野球大会の選考委員会が28日、オンラインで開かれ、出場32校が決まった。 【あのドラ1も】昨年センバツからプロの扉開いた選手たち 今大会は監督が注目されるチームが多い。浦和学院の森大監督は、昨夏の甲子園出場後に父・士さんからチームを引き継いだ。日大三島の永田裕治監督は報徳学園(兵庫)で第74回大会(2002年)で優勝。19年夏の甲子園準優勝の星稜・林和成監督、東洋大姫路・藤田明彦監督は3月末で退任するため、センバツが最後の甲子園になる。 クラーク記念国際の佐々木啓司監督は、ヒグマ打線で知られる駒大岩見沢で甲子園を経験し、大垣日大の阪口慶三監督は第61回大会(1989年)に東邦を率いてセンバツ優勝している。2人は「昭和」「平成」「令和」の3元号で指揮を執る監督になる。 出場回数では天理は歴代6位の26回、広陵は同7位の25回、広島商は単独8位となる22回に出場回数を伸ばした。同一都道府県からの複数校出場は「6」。福島からの2校選出は第85回大会(13年)の聖光学院、いわき海星以来で、9年ぶり。東京からの2校選出は5年ぶり。また、第90回大会(18年)に21世紀枠で選出された伊万里をのぞくと、有田工は佐賀勢として第79回大会(07年)の小城以来で、15年ぶりの一般枠での選出となった。一方で、愛知勢は9年ぶりに出場がなかった。 初出場校は6校で前回より4校減った。連続出場の最長は大阪桐蔭、天理の3年連続となる。【藤田健志】