赤ちゃん、鼻をつままれ元気に大泣き 神事「なんなる」、兵庫県高砂市の大歳神社
赤ちゃんの鼻をつまんで泣き声を神様に聞かせ、健康に育つことを祈る神事「なんなる」が3日、兵庫県高砂市北浜町西浜の大歳神社であった。 【動画】2024「福男選び」5千人が参道駆け抜ける 1番福は尼崎の大学生、3番福まで初参加 西宮神社 地域に伝わる伝統行事で、前年に生まれた同地区ゆかりの男児を対象に、毎年1月3日に行われる。「なんなる」の由来については、神道の一派「鳴神神道」から派生した、「難がなくなる」がなまったといった説がある。 この日は午前10時の受け付け開始後に2組が訪れた。家族が見守る中、同神社を受け持つ大塩天満宮(姫路市)の宮司が優しく鼻をつまむと、境内に赤ちゃんの鳴き声が響いた。 西浜在住の両親(28)は昨年9月に生まれた長男を連れて参加。元気よく泣いた姿に「神様に顔と声を覚えてもらったのでは。すくすくと育ってくれると思います」と話した。(増井哲夫)