慢性的な獣医師不足解消へ…麻布大学と島根県が連携協定結ぶ(島根)
山陰中央テレビ
慢性的な獣医師不足の解消につなげようと、島根県が神奈川県にある麻布大学と連携協定を結びました。 5月28日、島根県庁で行われた連携協定の調印式では、島根県の丸山知事と麻布大学の川上学長が協定書に署名しました。 麻布大学は、獣医学部を持つ神奈川県の私立大学で、教育・研究施設のフィールドワークセンターを島根県美郷町に設置している縁もあって、今回の連携に繋がりました。 麻布大学 川上泰学長: 「連携を結んで島根県を知ってもらう。今、地方の出身者がかなり減っているから、この連携でそういった学生さんが増えてくれれば、一つ効果があるのかなと思う」 島根県によると、獣医師の資格を持って業務にあたっている県職員は68人いますが、必要とする人員を11人下回っていて、近年は人員不足が続いています。 加えて、牛など家畜を診療する民間の産業獣医師も不足のうえ、高齢化が進むなど、厳しい状況にあるといいます。 県では今回の連携協定をもとに麻布大学との職員交流など様々な取り組みを行い、県内の獣医師確保に繋げたいと期待しています。
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