先制被弾&PK献上も物ともせず! 山形が栃木に3発逆転で開幕アウェー2連勝
[3.3 J2第2節 栃木 1-3 山形 カンセキ] J2第2節が3日に行われ、モンテディオ山形は敵地で栃木SCを3-1で下した。早い時間帯に失点を喫したが、そこから3ゴールを奪取。第1節・ジェフユナイテッド千葉戦(○3-2)に続く逆転劇で開幕アウェー2連勝となった。 【写真】日本代表MFのSNSにマンU、マンC、パリSGなどビッグクラブの選手たちが称賛コメント ホームの栃木が先制したのは前半6分。左CKからキッカーのMF大森渚生が左足でクロスを入れると、ニアのDF藤谷匠が頭でファーへ流し、フリーのFW奥田晃也が右足で押し込んだ。 しかし、ボールを握る山形は落ち着いて攻撃を展開し、前半21分に追い付く。DF西村慧祐が左サイド前方へ差し込んだ流れからテンポよくつながり、MF南秀仁がペナルティエリア右にスルーパス。FWイサカ・ゼインが滑りながら折り返そうとすると、大森に当たったボールがネットを揺らし、記録はオウンゴールとなった。 栃木は失点直後の前半22分、裏へ抜け出したFW矢野貴章がボックス内で西村に倒され、PKを獲得する。同25分に自らキッカーを務めた矢野がゴール右を狙うも、ややコースが甘くなったシュートはGK後藤雅明に止められた。 前半31分には、山形の右CKの二次攻撃からペナルティエリア右の西村が右足で柔らかいクロス。イサカがヘディングでそらすようにしてゴール左に決め、2-1とゲームをひっくり返した。 さらに前半36分、最後尾の後藤が右前方に送ったロングフィードをイサカが頭で落とし、受けたFW高橋潤哉がペナルティエリア中央へ。右足のシュートがGK丹野研太の手を弾いてゴール左に突き刺さり、開幕2戦連発となる今季3点目を挙げた。 後半はスコアが動かず、山形が3-1とリードしたままタイムアップ。雪国クラブの山形は開幕からのアウェー連戦が毎年恒例となる中、昨季にクラブ史上初の開幕2連勝を達成した。今季も2連勝スタートを飾り、アウェー3連戦のラストとなる第3節・横浜FC戦で記録更新を狙う。一方の栃木はホーム初戦を落として開幕2連敗。次節はヴァンフォーレ甲府の本拠地に乗り込む。