【日本株】「新興国」進出で“株価10倍”期待の2銘柄!東南アジアや中東で人気の「ヤクルト本社」、インドやアフリカ各国でトップシェアを誇る「スズキ」に注目!
【日本株】新興国の成長に乗って“株価10倍”が狙える「ヤクルト本社」と「スズキ」に注目! 【図版】インド国内の四輪車のシェアが4割超の銘柄 ●世界中で自社製品を展開する「ヤクルト本社」や、 インドで四輪車のシェア4割超の「スズキ」に注目! 「10年で株価10倍」を狙うなら、”長期にわたって需要の増加が続く分野”で事業を展開する企業が有力候補だ。需要増が続く分野の代表は、新興国で売れるモノやサービス。国連の推計によると、2015年に73億人だった世界人口は、2050年に97億人になる。増加分のほとんどが、アフリカとアジアだ。つまり、今後も新興国では、生活に必要なあらゆる需要が伸びていく。 日本でも、多くの企業が新興国で事業を展開し、その成長に乗って業績を伸ばしている。その中には、成長の期待が特に高く、株価10倍を狙える銘柄も。そこで、以下では新興国の生活水準の向上により、大きな恩恵を受けて値上がりしそうな2銘柄を紹介! (※株価などのデータは4月4日時点。銘柄選定とコメントは、ダイヤモンド・フィナンシャル・リサーチの小林大純さん、仲村幸浩さん、内藤証券の高橋俊郎さん、プライムコムリサーチの松尾範久さん、山和証券の志田健太郎さん、ラカンリチェルカの村瀬智一さん)。 一つ目の銘柄は、世界39カ国に幅広く進出するヤクルト本社(2267)だ。 ヤクルト本社は世界39の国と地域で乳酸菌飲料を製造販売。東南アジア、中東地域をはじめ、欧州、米国まで幅広く事業を展開する。世界の人々の健康に貢献する商品を提供することで、持続的な成長を目指す。 国内では、ストレスの緩和や睡眠の質の向上に寄与するとされる高密度乳酸菌シロタ株を含む「ヤクルト1000」を投入し、大ヒットした。過去10年で業績を着実に伸ばしてきており、今後も長期にわたって売上・利益の拡大が期待できる。 二つ目の銘柄は、インド国内の四輪車のシェアが4割超のスズキ(7269)だ。 スズキは小型車に強い自動車メーカー。インドで高シェアを誇るほか、アフリカのエチオピアやアンゴラなど、12カ国の新興国でも四輪のシェアトップ。2022年度の地域別売上高では、インドが約39%で日本を上回って最大に。 2016年からはトヨタ自動車(7203)と提携、環境に配慮した安価な小型車の開発に注力する。今後はアフリカ展開も拡大する方針。また、「空飛ぶクルマ」を開発するベンチャー企業のSkyDriveに協力し、製造を開始している。政府の支援にも期待。
ザイ編集部
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