池松壮亮、会いたい人は「豊臣秀吉」26年大河「豊臣兄弟!」撮影前に「2時間トークして参考に」
池松壮亮(34)が4日、都内で行われた映画「本心」(石井裕也監督、8日公開)の公開直前イベントに登壇。会いたい人は? と聞かれ「豊臣秀吉」と即答した。 【写真】VRゴーグルをかけた三吉彩花と池松壮亮。中央はヴァーチャルで登場した水上恒司 「本心」は作家・平野啓一郎氏の同名小説の映画化作品。今からさらにデジタル化が進み、リアルとバーチャルの境界が曖昧になった少し先の将来が舞台で、池松は石川朔也を演じた。田中裕子(69)演じる、亡くなった母秋子が生前「自由死」を選択していたと知り、その本心を知りたいと思い、仮想空間上に任意の人間をを作る「VF(バーチャル・フィギュア)」の制作を依頼する。 その物語にちなみ、会いたい人は? と質問が出た。池松は「豊臣秀吉…お会いしたい。2時間。トークしたい」と、具体的に言及した。池松は、2026年のNHK大河ドラマ「豊臣兄弟!」で、主演の仲野太賀(31)演じる豊臣秀長の兄・秀吉を演じる。「どういう方だったか…。会えないことで想像するのも良いですけど、会えるんだったら、ドラマ(の撮影)に入る前、参考にしたい」と笑みを浮かべつつ、口にした。 ◆「本心」 工場で働く石川朔也(池松壮亮)は、同居する母秋子(田中裕子)から仕事中に電話が入り「帰ったら大切な話をしたい」と告げられる。帰宅を急ぐ途中、母が豪雨で氾濫する川べりにが立っているのを目撃し、助けようと飛び込むも重傷を負い1年もの間昏睡(こんすい)状態に…。目が覚めた時、母は亡くなっていた上、生前「自由死」を選択していたと聞かされる。ロボット化の波で勤務先も閉鎖し、幼なじみの岸谷(水上恒司)の紹介で、カメラが搭載されたゴーグルを装着し、現実の分身として依頼主の代わりに行動する仕事「リアル・アバター」を始める。 そんな中、朔也は仮想空間上に任意の人間をを作る「VF(バーチャル・フィギュア)」を知る。「母は何を伝えたかったのか?どうして死を望んでいたのか?」などと整理がつかない思いを解消したく、なけなしの貯金を費やして開発者の野崎(妻夫木聡)に「母を作ってほしい」と依頼。「自分が知らない母の一面があったのではないか?」と、手掛かりを求めて、母の親友だったという三好(三吉彩花)に接触。彼女が台風被害で避難所生活中だと知り「ウチに来ませんか」と手を差し伸べ、三好、VFの母という奇妙な共同生活がスタートする。