フレンチシックな美学を感じるクレージュ──特集:ロングがショートか。2024-25年秋冬のアウター選びはどっちだ?
コンパクトなシルエットで、無駄のないエレガントなアウターが揃う今季。クリンクル加工のビニール素材など、独特な素材使いにも注目したい。 【写真を見る】それぞれのプライスとディテールをチェック!
アイコニックなロゴが花を添える
デザイナーのアンドレ・クレージュが1961年に設立。ウィメンズコレクションに加え、アーティスティック・ディレクターのニコラス・デ・フェリーチェのもと、2022年春夏からメンズコレクションもスタートしている。今季はコンパクトなシルエットのショートブルゾンが目玉。袖は長めに設定され、独特のシルエットバランスに。胸元や襟の裏にはアイコニックなロゴがデザインし、世界観を表現している。 ■NYLON SHEARLING HOODED JACKET ナイロン素材によるフード付きのジャケットは、首元や袖から飛び出すシアリングのライナーが特徴。薄手のナイロンとボリュームのあるライナーのコントラストが、モードな楽しさを感じさせてくれる。クリーンな印象を与えてくれるオフホワイトで、柔和な印象を持って着こなせる一着だ。 ■ZIPPED VINYL BIKER JACKET コットン80%、20%植物由来ポリウレタンというビニール素材を用いたショート丈のシングルライダーズ。クリンクル加工を施した細かな凹凸のあるテクスチャーで、コンパクトなアイテムながら、存在感たっぷりに魅せてくれる。胸にはパッド入りのブランドロゴが大胆に入り、ブランドの世界観を反映させている。 ■PRINCE OF WALES LONG COAT ブリティッシュなプリンス・オブ・ウェールズの柄を用いながらも、厚みのあるポリ混のウールで、ハリのある独特なシルエットを構築。間隔の狭い3つボタンで仕上げることで、ボタンを締めてもエレガントに裾が揺れるような仕立てとなっているのだ。後ろ襟にはブランドロゴ刺繍が入り、さりげないアクセントとなっている。 ■STRIPED BIKER LEATHER JACKET コンパクトな着丈と身幅に、長めの袖というバランス感が新鮮。上質なラムレザーを用いて、ラギッドなバイカージャケットを表現した。首元から袖先まで、ホワイトのレザーで切り替えてあり、モッズ風の印象を強めている。フロントにはメタル製2WAYファスナーを採用しており、シルエットの変更が可能。小ぶりな胸のロゴが茶目っ気をアピールしている。 ■エドストローム オフィス TEL:03-6427-5901
文・オオサワ系、森下隆太 写真・高橋絵里奈 スタイリング・安倍拓志 編集・岩田桂視(GQ)
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