準々決勝で圧巻の8ゴール!流経大柏が6大会ぶりのベスト4進出
[1.4 選手権準々決勝 流通経済大柏高 8-0 上田西高 フクアリ] 流経大柏が今大会最多得点の8ゴールでベスト4進出! 第103回全国高校サッカー選手権は4日に準々決勝を行い、流通経済大柏高(千葉)と上田西高(長野)が激突。流経大柏が前半の6ゴールなど8-0で大勝した。 【写真】福田師王が大胆イメチェン「ライオンじゃん」「圧倒的金ピカ」 流経大柏は3回戦でプレミアリーグファイナル優勝の大津高(熊本)を撃破。2018年度大会以来の準々決勝進出を果たした。この日の先発はGK加藤慶太(3年)、右SB富樫龍暉(3年)、CB奈須琉世(3年)、CB佐藤夢真主将(3年)、左SB渡邊和之(3年)、中盤は稲田斗毅(3年)と柚木創(3年)のダブルボランチ、右SH和田哲平(3年)、左SH亀田歩夢(3年、富山内定)、2トップは今大会2戦連発中のFW山野春太(3年)とFW粕谷悠(3年)がコンビを組んだ。 上田西は、4強入りした2017年度以来の準々決勝進出。GK牧野長太朗(3年)、右SB山浦琉央(3年)、CB東風谷崇太(3年)、CB松本悠真(3年)、左SB和泉亮哉(3年)、中盤は池田博希(3年)と鈴木悠杏主将(3年)のダブルボランチ、右SH柳沢纏(3年)、左SH徳間陽向(3年)、2トップは松本翔琉(3年)と藤江侑生(3年)が先発した。 流経大柏が前半から上田西を飲み込んだ。4分、右サイドを抜け出した山野が中央まで持ち込んで左足を振り抜く。こぼれ球を亀田が狙い、さらに粕谷の右足シュートが右ポストをヒット。12分にも柚木の右FKを富樫が頭で合わせる。 対する上田西は前からボールを奪いに行き、ゴール前での身体を張った守りで踏ん張っていた。だが、流経大柏は山野の裏抜けを効果的に活用。相手を押し下げると13分、今大会初先発の渡邊の左足フィードで山野が抜け出す。そしてGKとの1対1から右足シュートを決めた。 流経大柏は17分にも富樫がPAへフィード。これで和田がGKと入れ替わり、右足シュートを決めた。上田西は山浦のロングスローや徳間のクロスなどで反撃。だが、流経大柏は山野が見事な胸トラップからのシュートや亀田のポスト直撃の右足シュートなどで追加点を狙う。 また、流経大柏は相手のカウンター攻撃を佐藤や奈須、稲田中心に封鎖。すると28分、柚木のパスから亀田が鮮やかな右足コントロールショットを決める。その後、上田西は藤江とFW高橋亮雅(3年)を流経大柏は富樫をFW松本果成(3年、湘南内定)と代えて松本は右SBを務めた。 流経大柏は37分、渡邊の左クロスを粕谷が折り返し、最後は山野が頭でゴール。39分にもロングフィードに反応した松本がヒールパスを通し、和田が5点目を決めた。攻撃の手を緩めない流経大柏は、40+2分にも亀田が1点目同様に鮮やかな右足コントロールショットでネットを揺らし、6-0で前半を折り返した。 上田西は後半開始から山浦とDF石川柊冴(2年)を交代。流経大柏も稲田とFW安藤晃希(2年)を入れ替えた。後半、上田西は開始直後に高橋が左サイドを抜け出して右足シュート。その後も鈴木が高い位置で係わるなど、前半に比べてボールが動くようになった。 対する流経大柏は松本の迫力のあるオーバーラップや安藤のクロスなどからゴールへ。17分には、亀田と粕谷に代えてMF昇純希(2年)とMF島谷義進(2年)を投入する。だが、気持ちを切らさずに戦う上田西の前に追加点を奪うことができない。 それでも、流経大柏は28分、渡邊の右CKを奈須が頭で決めて7点目。この後、上田西はMF宮川航汰(2年)、流経大柏はMF古川蒼真(1年)を投入する。流経大柏は34分、昇が獲得したPKを柚木が決めて8点目。上田西はFW宮下琉之(2年)を加えて1点を目指したが、最後までGK加藤の守るゴールを破ることができなかった。流経大柏は8-0で大勝。2018年大会以来となる準決勝進出を決めた。