コ・ジンヨンとディナー&最終日同組 畑岡奈紗「やっと思った通りに」
◇米国女子◇メイバンク選手権 最終日(27日)◇クアラルンプールG&CC(マレーシア)◇6536yd(パー72) 連日大量アップ!「ZOZOチャンピオンシップ」フォトギャラリー 前日は一緒に夕食のテーブルを囲んだ間柄でも、試合で同組になれば優勝争いから遠く離れた“裏街道”だろうが緊張する。畑岡奈紗にとって、元世界ランキング1位のコ・ジンヨン(韓国)はそれだけリスペクトする存在だ。 最終日のペアリングが出る前に誘われて食事に出かけたのは、3日目のプレーを終えた夜。「鍋とかお好み焼きとか、日本食をいろいろ食べました」。楽しい時間を過ごした翌日、同組で回った最終日にボギーなしの「68」をマーク。通算2アンダー63位のフィニッシュには納得いくはずもないが、「やっと思った通りのところに打てることが増えたと思います」と少しでも納得いく形で終えられた。 前週はスポット参戦した日本ツアー「マスターズGCレディース」で優勝争いを演じて1打差2位。自信を持って乗り込んだマレーシアだったが、両肩がフラットに回るスイングのクセが顔を出し、なかなかショットが安定しなかった。「いい状態で来ていたとは思ったんですけど、やっぱり毎週体調もフィーリングも変わる。3日目まで思うようにいかなかったけど、気付いて修正できたのは収穫」と前向きに話す。
後半5番(パー5)では残り約240ydから3Wでピン手前3mに2オン。ティショットの1Wも含めて「うまくつかまった球が打てた」と会心のつなぎでイーグルを奪った。折り返しの18番(パー5)は3打目を、最終9番も2打目をガードバンカーに入れながらパーセーブ。2日目は出だし5連続を含めて7バーディを奪ったもののパープレーだっただけに、しっかり攻守がかみ合った18ホールにホッとした様子ものぞく。 2022年4月「DIOインプラント LAオープン」以来の優勝だけを狙うシーズンも出場3試合を残すのみ。2週後の「ロッテ選手権」(ハワイ州ホアカレイCC)からの3連戦へ「来週のオフもしっかり練習して頑張りたい」と意気込んだ。(マレーシア・クアラルンプール/亀山泰宏)