伊集院光「黒歴史ほど素敵な財産はない」 市川沙央氏と“選考委員”に
KADOKAWAでは、Web小説サイト「カクヨム」において、3月1日から4月1日までエッセイコンテスト「黒歴史放出祭」を開催する。 【写真】選考委員を務める伊集院光 選考委員には、ラジオやテレビで活躍する伊集院光、芥川賞作家の市川沙央氏を迎える。 ■伊集院光コメント ラジオの深夜放送のDJを主な生業としてここまでなんとか生きてきました、タレントの伊集院光と言います。世間一般の人から言えば墓場まで持っていくようなものから比較的軽いものまで、黒歴史に分類される話を人前で披露しては笑いとお金に変える仕事を一足お先にしています。具体的に言えば、高校を中退してただフラフラとしていた頃の話から、家族の中で一番心を許していた祖父と血縁関係になかったことを祖父が亡くなってから20年近くして知ったこと、あとは、、、とにかく表現をする仕事においては黒歴史ほど素敵な財産はないのだと言うことを、皆様の作品でぜひ証明していただきたいのです。そうでないと、私の腹の底で蠢(うごめ)いている、未発表の黒歴史たちがお宝ではなく生ゴミということになってしまうからです。お互い頑張りましょう。 ■市川沙央氏コメント 思い返せば8年前、「カクヨム」プレオープンと同時にアカウントを取得し第1回カクヨムWeb小説コンテストに挑むも、いちはやく埋もれて惨敗。以来カクコンには毎年欠かさずチャレンジしてきましたが、自慢じゃないけど一度も中間選考を通ったことがありません。これは話しても大丈夫な方の黒歴史。ワナビを20年やっていると大丈夫じゃない黒歴史も結構あるんです。あなたがお持ちの黒歴史、大丈夫な方ですか、大丈夫じゃない方ですか。せっかくだからギリギリを攻めてみてください。どんな過去でも私が受け止めてみせるから。