ビヨンセさん、ハリス氏集会で支持表明 妊娠中絶の権利訴え
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【10月27日 AFP】米大統領選を11日後に控えた25日、テキサス州ヒューストン(Houston)で行われた民主党の大統領候補、カマラ・ハリス(Kamala Harris)副大統領の選挙集会に、この街出身のスーパースター、ビヨンセ(Beyonce)さんが登場した。 「デスティニーズ・チャイルド(Destiny's Child)」時代のメンバー、ケリー・ローランド(Kelly Rowland)さんと共に登壇したビヨンセさんは、熱狂する2万人を超える支持者にハリス氏を紹介。 「米国は新しい歌を歌う時が来た」と有権者に投票を呼び掛けた。 ビヨンセさんは、セレブとしてではなく、「世界について憂慮する一人の母親として」参加したと主張。「私たちが自分の体を自分でコントロールする自由を持っている世界のことだ」と訴えた。 テキサスは激戦州ではなく、通常なら選挙戦の最終盤の遊説地には選ばれない。 だが最後の追い込みに入り、ハリス氏は、共和党主導で人工妊娠中絶を規制する法律が成立した州で、中絶の権利の重要性について訴えている。この日の集会でも、この問題への関心を高めることを期待し、「投票日まであと11日だ。この選挙で米国の未来が決まる。その中には、すべての女性が自分の体について自分で決定を下す自由も含まれる」と訴えた。 選挙集会には、カントリーミュージック界のレジェンド、ウィリー・ネルソン(Willie Nelson)さん(91)ら、多数のスターが出席した。 一方、ハリス氏と接戦を繰り広げる共和党候補のドナルド・トランプ(Donald Trump)前大統領も同じくテキサス州を訪問。 オースティン(Austin)で、コメディアンのジョー・ローガン(Joe Rogan)氏がホストを務める国内で最も人気の高いポッドキャスト番組「ジョー・ローガン・エクスペリエンス(The Joe Rogan Experience)」で3時間にわたるインタビューの収録を行った。(c)AFPBB News