紅葉狩り満喫まだ少し先? 暑さの影響で大分県内色づきに遅れ 各地の名所は11月下旬から12月初めにかけ見頃か
紅葉シーズンが到来したものの、大分県内は暑さの影響で例年より色づきが遅れている所が目立つ。各地の名所は多くが今月下旬から12月初めにかけて見頃を迎えるとみられる。紅葉狩りを満喫できるのはこれからまだ少し先になりそうだ。 気象情報会社ウェザーニューズ(千葉市)などによると、紅葉は最低気温が8度以下になると色づき始め、5度以下になるとより進む。今年は11月に入っても20度前後を記録する日があるなど、気温の下がらない日が続いた。見頃も平年より1週間以上遅れていると分析する。 中津市の中津耶馬渓観光協会によると、深耶馬渓の「一目八景」をはじめとする名所は、昨年より1~2週間ほど色づきが遅れている。 朝晩が冷え込み始めたこともあり、耶馬渓ダム記念公園「渓石園」では「日の当たる場所は4~5割ほど色づいた」。来週あたりが見頃とみている。ただ、例年だと落葉する時季になるため「今後どのくらい色づくのかが読めない」と話す。 九重町田野の「九酔渓」は、気温の低下に伴い徐々に赤みが増し、今月13日ごろに見頃を迎えた。九重“夢”大吊橋観光案内所によると、雨が少なかった昨年と比べて色鮮やかだという。「ぜひ秋の景色を楽しんでほしい」と呼びかけている。