大分の元日本代表MF梅崎司が現役引退を決断「諦めずに挑み続けた自分を褒めてあげたい」
大分トリニータは11日、元日本代表MF梅崎司が2024シーズンをもって現役を引退することを発表した。 【写真】影山優佳さんが撮影した内田篤人氏が「神々しい」「全員惚れてまう」と絶賛の嵐 1987年2月23日生まれの37歳は、大分の下部組織から05年にトップチーム昇格。06年途中からレギュラーに定着すると、同年9月にA代表デビューを飾った。 07年1月にフランスのグルノーブルに期限付き移籍し、08年に浦和に完全移籍で加入。10シーズン在籍し、18年に湘南に移籍すると、21年途中から古巣の大分に復帰していた。 今季はJ2リーグ戦6試合1得点を記録。今月2日には今季限りでの退団が発表されていたが、ユニフォームを脱ぐ決断をしたようだ。通算で、J1リーグ307試合36得点、J2リーグ51試合5得点、ルヴァン杯51試合13得点、天皇杯30試合6得点を記録した。 梅崎はクラブを通じ、以下のようにコメントしている。 「今シーズンをもってプロサッカー選手としての活動に1つの区切りをつけることにしました。 僕のプロサッカー選手生活を振り返ると山あり谷ありの連続でした。 大きな悲しみ、大きな苦しみを味わうことが多かったですが、それ以上に大きな歓び、大きな感動を沢山の方々と共に分かち合うことが出来ました。 そして怪我との戦いもありました。 大怪我もあり、手術も6度経験。 絶望するような状況もありましたが、その度に助けてくれる人が僕の周りには沢山いました。 本当に人に恵まれていたと感じています。 僕の事を僕以上に心配したり歓んでくれるファン、サポーターの皆さんの存在は僕にとって財産です。 怪我や苦しみを乗り越え、皆さんと本気で歓びあった感動は僕にとって宝物です。 また、大分トリニータ、浦和レッズ、湘南ベルマーレと素晴らしい仲間が出来、多くの素晴らしい経験をさせてもらいました。 プロサッカー選手として、20年間、本気で挑み続け全力で駆け抜けてきました。 その足跡が自分の中にしっかりあります。 やり切れた選手生活だったと胸を張って言えます。 ボロボロになるまで、どんな状況でも自分と向き合い、諦めずに挑み続けた自分を褒めてあげたいです。 今後についてですが、今までもプレーする中で、自分を育てていただいたサッカー界に恩返しがしたいと思っており、その気持ちに従い、指導者というステージでチャレンジをしていきたいと考えています。 最後になりますが、現役生活の最後に自分を育ててくれた大分トリニータに戻ってくる事ができ、本当に幸せでした。 最高の選手生活でした。 皆さんからいただいた大きな愛をお返しできるよう、本物の歓び、感動を伝えられる指導者になれるよう、挑んでいきます。 20年間ありがとうございました!」