「代理母出産で生まれた息子といろんな初めてを体験し」山口敏太郎(58)が描くわが子の将来「特別なことは何も望まない」
90年代からオカルト作家・研究家として活躍してきた山口敏太郎さん(58)。長きにわたる不妊治療を断念し、2021年に代理母出産を選択する決断をしました。無事にウクライナで生まれた太郎くんはもうすぐ3歳。50代の夫婦の生活に突然やってきた幼いわが子との毎日は、何もかもが新鮮だといいます。(全3回中の3回) 【写真】「お父さんと似てるかな?」代理母から生まれた山口敏太郎さんの息子・太郎くん ほか(全14枚)
■いろんな「初めて」を経験する息子を横で見守る幸せ ── 山口さんのインスタグラムを拝見すると、太郎くんといろんなところにお出かけされていますね。
山口さん:この前は3人で上野の科学博物館に行きました。太郎は恐竜がすごく気に入って、同じような恐竜を見ては、初めて見たみたいに毎回驚いて喜んでいました。僕は土日に仕事で外出することが多いので、カミさんがひとりで遊び場に連れて行ったり世話することも多いのですが、よくやってくれています。 ── 太郎くんはほかにどんなことが好きですか? 山口さん:『パウ・パトロール』とか、よく動画を見ていますね。カミさんのスマホにYouTubeチャンネルが入っているので、そこから好きな番組を「これ見たい」と選んで。あとは、ミキサー車、救急車などの「はたらく車」がすごく好きです。工事現場も大好きで、近所で大規模な道路工事をしていると止まって動かなくなるので、カミさんが現場の人に「端っこで見ていていいですか」と頼んで見学させてもらったそうです。舗装面にアスファルトを落とすだけのトラックの動きを、10分くらいずっと飽きずに見ていたらしいです。
── 男の子らしくてかわいいですね。 山口さん:太郎がいろんな「初めて」を経験して楽しんでいる様子を見るのが、ぼくらにとって何よりの幸せです。 ── 太郎くんのお顔は、山口さんにとてもよく似ている気がします。 山口さん:赤ちゃんのときから自分に似てるなと思っています。自分の赤ん坊のころの写真を見ても、やっぱり似ている。好きなものも似ています。食べ物では僕はトマトやカレーライスが好きなんですが、太郎も同じで。走るのが非常に速いのも似ている。ぼくもぼくの親父も速いんです。遺伝子の力ですかね。同じようなポーズで寝ているときもあって、カミさんは笑っています。