真矢ミキ 「踊る」復活に万感「本当に感謝しかない作品」 再会喜ぶ柳葉敏郎に“宝塚流”で敬意示す
女優の真矢ミキ(60)が15日、都内で映画「室井慎次 生き続ける者」の初日舞台あいさつに出席。「踊るシリーズ」への復活を果たした喜びと、主演の俳優・柳葉敏郎(63)へ敬意を示す場面があった。 【写真】柳葉敏郎との再会を喜び、深々とお辞儀をする真矢ミキ(左) 「THE MOVIE2」から、警察庁官房審議官・沖田仁美役を演じている真矢。うつ病で2年半の引きこもり状態だった38歳の時に、オーディションに合格した。「宝塚を辞めて本当に分からなかった。凄いところに入らせてもらって、とにかく15年ぐらい…。沖田として街でも恐れられていた。はじめて合う人とかも“嫌なヤツなんだろうな”という顔をされ…」と回顧し、「30代の頃は本当に傷ついていた部分もあったんですけど、本当に感謝しかない作品」とうなずいた。 「あのときの私はキャストというよりも『踊る』のファンだったんだな…」としみじみ。今作の台本を読んだ時は「感動した」という。ブランクを感じることもなく沖田の役を演じきることができ「沖田って役は私の中にいるんだなと感じた」と笑顔で語った。 本作では、室井慎次を演じる柳葉と共演シーンはなく、柳葉から「真矢さん久しぶりだね~。今日、これも楽しみにしていた。現場では会えないし、あいさつにも行けないし…これからも(映画)こっちを頼むね」と声をかけられると、「とんでもない…」と宝塚男役さながらの深々としたお辞儀で、敬意を示した真矢。 「ショックでしたよ…」と共演シーンがなかったことを悔やみながら、「柳葉さんそのものだと思いました。室井さんをみていて…。“ムロイバ”!“ムロイバ”さんという感じ…。柳葉さんの温かいお人柄と寡黙の中に優しさがだだ漏れしているような…」と柳葉への思いを語る言葉が止まらない。最後に「枕元に立つ的な役?夢見ちゃう系?金縛り系?の出会いしかないのかな…それが残念です…皆さんの心の中に生き続けるものなんだなと思いました」と柳葉の偉大さを称えた。