山梨学院の岳原陵河左翼手（２年）＝甲府市砂田町の山梨学院砂田球場で２０２３年３月７日、竹田直人撮影

　◇鍛錬で長打力向上　岳原（おかはら）陵河左翼手（２年） 　１８７センチとチーム最長身の左打者が打席に入ると、何かやってくれそうな雰囲気がある。昨夏の甲子園では九回に適時二塁打を放ち、チーム唯一の得点を挙げた。初戦敗退となったが、「あの一打を打てたのは自信になっている」と振り返る。 　筋力トレーニングを重ねて長打力も上がったが、「レギュラーとはチームの代表。甲子園では勝利最優先で、状況に応じた打撃をする」と意欲的だ。 　昨年までは守備に苦手意識を感じていたが、昨秋の関東大会などを経て「今は大丈夫」。「初戦をしっかり勝って一気に勝ち進む」と頂点を目指す。 　◇「切り込み隊長」意欲　星野泰輝中堅手（２年） 　１、２番を打つ中堅手ながら、２番手投手も務める。「求められる役割は多いが、まずは切り込み隊長として活躍したい」と甲子園での躍動を期す。 　これまでは粘り強い打撃が持ち味だったが、「甲子園では初球でも甘い球なら狙っていきたい」と積極性を打ち出す。吉田洸二監督が掲げる「先行逃げ切り」のゲームプランを成就させるためだ。「自分と進藤の１、２番がチームを勢いに乗せる」と意気込む。 　投手としてはフォームが固まってきたといい、「バッターからボールの出所が見えにくいフォームで、全国の強打者を抑えたい」。＝随時掲載