【MotoGP】マルク・マルケス、ドゥカティファクトリーチームでの初テスト内容が明らかに。来季仕様バイクは2月までお預け?
11月19日(火)にスペイン・バルセロナのカタルニア・サーキットで行なわれるMotoGP公式テストで、6度のMotoGP世界王者マルク・マルケスはドゥカティ・ファクトリーチームのライダーとしてデビューを迎える。 【ギャラリー】マルケスはランキング3位確定。MotoGPソリダリティGP厳選フォト 2023年シーズン限りでレプソル・ホンダを離れ、今年からドゥカティのサテライトチームであるグレシーニで新章をスタートさせたマルケス。1年型落ちのデスモセディチGP23ながら衰えぬ腕を見せつけ、ファクトリーチーム昇格を掴んだ。チームメイトとなるのはフランチェスコ・バニャイヤだ。 マルケスは、シーズン終了後の19日に行なわれる公式テストでいよいよファクトリーチームのバイクに乗ることになる。2004年にバレンティーノ・ロッシがセパンテストでヤマハデビューを果たした時や、1年前にマルケス自身がドゥカティデビューを果たした時のような注目が集まることになりそうだ。 motorsport.comの調べでは、マルケスはドゥカティのコーポレートカラーである赤いレーシングスーツを着用する。バイクも赤く塗られ、おなじみのナンバーである#93の他、ドゥカティやタイヤサプライヤーであるミシュラン、エキゾーストサプライヤーであるアクラポビッチのロゴが掲出される。 マルケスのMotoGPキャリアを支えてきたスポンサーのひとつであるレッドブルは、ドゥカティが競合他社のモンスター・エナジーと提携を結んでいることを考慮し、傍観することを決めたようだ。 ドゥカティとモンスターの契約は現状2027年まで。マルケスがドゥカティと結ぶ契約よりも1年長く、ドゥカティを代表してレッドブルのイベントに参加し続けることは不可能になる。 実際、レーシングスーツ、キャップ、マシンなど、ドゥカティが所有するスペースに、マルケスはモンスターのロゴである“緑の爪”を入れる必要がある。 唯一の例外はヘルメットで、通常はレッドブルのステッカーが貼られている場所には、スペインのビールブランドであるエストレーリャ・ガリシアのステッカーが貼られ、マルケスのドリンクボトルにも掲出される。モンスターはマルケスに接触し、バニャイヤと同じオファーを提示したが、マルケスはそれを断った。 マルケスはサングラスブランドのオークリーとも長期契約を結んでいるが、カレラとの契約がバッティングすることから、ドゥカティではオークリーを着用できない。モンスター同様、カレラもマルケスにスポンサー契約を提示したが、その申し出は断られた。 マルケスは19日、まず2024年のチャンピオンマシンであるデスモセディチGP24をテストする。その後、ハイブリッドバージョンのプロトタイプマシンに乗り換えることになる。 マルケスとバニャイヤは2月上旬にマレーシアでデスモセディチGP25にテストする予定。3月にタイで開幕する2025年シーズン仕様にかなり近いモノが持ち込まれると考えられる。
Oriol Puigdemont