カラフルなタイル、ドリンク専用スペースなど…2024年注目のキッチントレンド6!
新年の幕開けに伴い、キッチンにまつわるトレンドを大胆に予測。情報を提供してくれたのは、アメリカ中で活躍する10人のデザイナーです。さらに、ナショナル・キッチン・アンド・バス・アソシエーション(NKBA)発表による『2024キッチン・トレンド・レポート』も参考にしつつ、今年、インスタグラムやTikTokを賑わすであろうキーワードを考えてみました。 【写真集】2024年に注目すべきキッチンのトレンド まずはトレンドを整理し、自分のビジョンに合うものをスタイリングに取り入れてみてください。そして、家族の個性や自宅のインテリアをより効果的に反映させたキッチンを完成させましょう。
1.既成概念にとらわれない収納
複数のデザイナーが触れたのは、キッチンの収納について。もっと柔軟に考えるべきだと皆口を揃えます。あなたのお望みは、目的に沿ってカスタマイズしたドロワーやキャビネット?あるいは昨年から人気が衰えない、シンク近くに設置するタイプのパントリーでしょうか。 「今年は、家具として設えられたキッチンが復活すると思います」と話すのは、ニューヨーク・シティとロードアイランド州を拠点にするムーア・ハウス・デザインのブレア・ムーア。「壁全体を覆うキャビネットやゾーニングのための家具ではなく、キッチンから独立したアイランドやヴィンテージのサイドボードが注目されるはず。それから、キッチンと一体化したビルトイン・タイプの収納より、家具として自立したキャビネットが存在感を増すでしょう」 写真は、チョウンシー・ブースビーがニューヨーク州ラーチモントに住む若い家族のために手掛けたキッチン。シンク近くには、ビストロシェルフを設置。壁をぐるりと取り囲むシェルフの代わりに、ダイニングテーブル兼作業台としても使用できる、収納をたっぷり備えたアイランドを置きました。
2.あらゆる場所にタイルを
ナッシュビルのR・ヒギンス・インテリアズを率いるロジャー・ヒギンス、そしてシカゴにスタジオを構えるジェームズ・トーマス・インテリアズのトム・リッカーとジェームズ・ドレンクは、注目すべきアイテムとしてタイルを挙げました。 バックスプラッシュ以外の場所にもタイルを使用するのがおすすめとのこと。ヒギンスさんが提案する2024年らしいタイルは、模様入りのもの。これにより、キッチンをカラフルで、視覚的に興味深い空間に仕上げることができます。 「キッチンにカラーが戻ってきました。そして、私たちはシンクの壁全面をタイルで覆うのがすごく好きなんです」とリッカーとドレンクは口を揃えます。「今、ゼリージュタイルが人気ですが、このタイプなら大胆なカラーを加えやすいし、キッチンをドラマチックに演出できます」