千葉・柏市の住宅で50代の夫婦殺人事件 身体には複数の刺し傷 捜査本部を設置 千葉県警
きのう夜、千葉県柏市の住宅で、50代の夫婦が刃物のようなもので刺され死亡した事件で、きょう午前、警察は捜査本部を設置し、逃げた犯人の行方を追っています。 この事件は、きのう午後6時すぎ、柏市高柳の住宅でこの家に住む渡来敏明さん(59)と妻の礼子さん(59)が刃物のようなもので刺され、血を流した状態で倒れているのが見つかり、その後、死亡が確認されたものです。 警察によりますと、敏明さんは腹部に、礼子さんは胸に、それぞれ刺し傷など複数の傷があり、2人とも背中にも傷があったということです。 また、室内で争った形跡があり、2人には抵抗した際にできる防御創が腕や手の平にあったということです。 刺した人物は現場から逃走していて、捜査本部は、殺人事件として犯人の行方を追っています。 一方、事件のおよそ10分後には、600メートルほど離れた場所で住宅8棟が全焼する火事がありました。 その後の捜査関係者への取材で、火元の住人の男性(70代)と亡くなった渡来さん夫婦の間で金銭トラブルがあったことがわかりました。 この男性と連絡がとれていないということで、警察が行方を捜しています。 また、消防によりますと、火事の現場で、「バケツの中に入れた可燃物を室内に投げ込んだ人を見た」との目撃証言もあるということです。 事件と火事の関連を調べるとともに、火事の現場を離れた住人がなんらかの事情を知っているとみて、行方を追っています。
TBSテレビ