スアレスが衝撃の暴露 ビエルサ監督がウルグアイ代表をブラックな職場にしている? 「従業員は挨拶すら許されない」「ベシーノが去ったのには理由が」
「変人」として知られるビエルサ監督
先日、ウルグアイ代表からの引退を発表したインテル・マイアミFWルイス・スアレス。国際Aマッチ通算69得点を挙げたウルグアイの英雄ともいうべき選手だが、テレビ番組『De Futbol se Habla asi』で現指揮官マルセロ・ビエルサが代表チームの職場環境を著しく悪くしていると暴露したようだ。英『Daily Mail』が伝えた。 [動画]スアレス最後の試合となった南米予選パラグアイ戦 「従業員が中に入って僕らに挨拶したり、一緒に食事をとることは許可されていない。入るドアさえも注意しなければならない。複合施設での生活がこんなことになっていることに心が痛むよ……。マティアス・ベシーノは最初にそれを予見していた。30歳のベシーノのような男が、ある日突然(チームを)去ったという事実に誰も疑問を抱かないのかい?」 「多くの選手が監督に、せめておはようの挨拶をするよう求めるミーティングを開いたが、監督は挨拶すらしない」 ビエルサは代表チームの練習拠点ともなる複合施設で働く人たちに、選手たちに一切接触しないよう求めていたようだ。また、今夏のコパ・アメリカ大会中にも選手とコーチ陣の間に軋轢があったともスアレスは明かしている。 「コパ・アメリカでは僕を傷つけるような状況もあった。共存のためになにも言わなかったけどね」 スアレスは最後の試合となった先月のパラグアイ戦の前に、チームリーダーとしてビエルサと最後の話をしたが、対応はそっけないものだったようだ。 「僕はグループリーダーとしてビエルサと5分間話をしたが、最後に彼はただ『どうもありがとう』とだけ答えたんだ」 ビエルサ率いるウルグアイ代表はワールドカップ予選で、ペルーおよびエクアドルと試合を行う予定になっている。スアレスはそのことにも言及し「何が起きたとしても、選手たちに八つ当たりしないでほしい」と訴えた。 「変人」として知られるビエルサ監督だが、やはり扱いやすいタイプではないようだ。スアレスは「ビエルサはトレーニングでも選手たちを分断した」と暴露している。ビエルサの就任以降、ウルグアイは成績が安定してきたように見受けられるが、実は思わぬ火種を抱えているのかもしれない。
構成/ザ・ワールド編集部