沖永良部島でパワーチャージ 女子ボクシング吉田選手 知事に世界2階級制覇報告
沖永良部島2世で世界2階級制覇を果たした女性プロボクサー吉田実代選手(35)が9日、鹿児島市の鹿児島県庁に塩田康一知事を表敬訪問した。今春には防衛戦を予定しており、「景色がすごくきれいな沖永良部でパワーチャージして試合に臨みたい」と意気込みを語った。 吉田選手は鹿児島市生まれで父親が知名町出身。現在は米国ニューヨークに拠点を置く。昨年12月にサンフランシスコで行われた国際ボクシング連盟(IBF)女子バンタム級タイトルマッチで王者を判定で破り、世界ボクシング機構(WBO)女子スーパーフライ級に続きベルトを獲得した。 塩田知事と面会した吉田選手は「タイトルマッチが組まれたことはラッキーだった。そのチャンスをものにでき、応援してくれたみんなに恩返しができたと思う」と試合を振り返った。10日には沖永良部島を訪れる予定で、「私にとって思い入れのある特別な場所。島の方々に元気をもらい、もっと活躍してベルトも増やしたい」と笑顔で話した。