センバツ甲子園 組み合わせ抽選 大崎、闘志燃やす 3日目第2試合 福大大濠と九州対決 /長崎
◇表情引き締め「手応え十分」 阪神甲子園球場(兵庫県西宮市)で3月19日に開幕する第93回選抜高校野球大会(毎日新聞社など主催)の組み合わせ抽選会が23日、オンラインであり、大崎は昨秋の九州地区大会決勝でも対戦した福大大濠(福岡)と大会3日目(3月21日)の第2試合で激突することになった。 秋山章一郎主将(2年)がパソコンを使って抽選会に参加。清水央彦監督らが見守る中、大崎の「お」と書かれたクジを引いた。抽選会後、清水監督は練習中の選手たちをグラウンドに集めて対戦相手を伝え、「絶対勝とう」と呼び掛けると、選手たちは表情を引き締めて「はい」と応じた。 九州大会では5―1で大崎が勝利したが、清水監督は「あの時は大濠の大エースが登板しておらず、あまり参考にならない。地力のある選手がそろっているので、圧倒されないようにしたい」と警戒した。 九州大会の準決勝まで3試合を完投したエースの坂本安司投手(2年)は、一冬越えて球速がアップしたといい「手応えは十分。初回から思い切り行く」と早くも闘志を燃やしていた。【中山敦貴】 ……………………………………………………………………………………………………… ◇福大大濠 福岡市の私立校で、野球部は高校設立の1951年創部。甲子園出場は春夏通じて計8回目で、センバツの最高成績は2017年の8強。140キロ左腕のエース毛利海大、1年生右腕・馬場拓海の両投手を中心に、昨秋の九州地区大会は準決勝までの3試合を1失点の堅守で勝ち上がり、準優勝した。打線は捕手の川上陸斗選手らが中軸を担う。OBに大石達也さん(元西武)、20年のドラフトでオリックス1位指名の山下舜平大投手ら。 〔長崎版〕