日本とフランスでこんなに違う「掃除習慣」。シーツは毎朝整え、テーブルもスポンジでピカピカに
キッチンはスポンジと麻のクロスで磨き上げる
キッチンの掃除は日本と違うところが結構あります。 まず、テーブルやガス台はお皿を洗うスポンジで水ふきして汚れをふき取ります。ソースがこぼれていたり、こびりついているときは少し洗剤も加えてスポンジでふき取ってからさらに水ふきします。 スポンジは食洗機に入らないものを洗うときとテーブルやガス台をふくときにしか使いません。普通の食器はほとんど食洗機で洗います。 そのあと、まだ濡れているテーブルやガス台、水栓を麻のキッチンクロスでふいて乾かします。ディナーパーティーをしたあとも、普段の夕飯のあとも、同じようにしてテーブルやキッチンを麻のクロスでふき上げるとツルツルして気持ちよいのです。 麻のクロスはおばあちゃんの時代から使っているようですが、最近はマイクロファイバーのクロスに変わってきている様子。濡れた台ふきでふいて終わる方法はフランス人にとっては表面が濡れたままで、水滴の跡がついたりして今ひとつ満足できないようです。
美しく心地よい家が理想。でもたまにはお休みも
親から教えられたベッドメーキングや、水まわりを拭き上げること。毎日ですから完璧にできないときもあるでしょう。 夫は学校に遅刻しそうで、ベッドメーキングの時間がないときは、お母さんに叱られないよう、隣の家に住んでいたおばあちゃんが代わりにこっそりベッドメーキングをしてくれていたそうです。
ペレ信子