【巨人】野球センスの塊! 山崎伊織が地方球場3戦3勝 防御率0・95と無双できるワケ
◆JERA セ・リーグ 巨人2―1DeNA(14日・富山) 巨人・山崎伊織投手が7回1失点の好投で、無傷の4勝目。これで今季、地方球場では3戦3勝、防御率0・95と無双している。 プロ野球では、慣れない地方球場のマウンドでの投球を苦手とするピッチャーは少なくない。細かい制球と繊細な感覚を武器にするピッチャーなら、なおさらだ。 山崎伊も150キロ超の直球を持つが、真骨頂はやはり球のキレと変化球の制球で勝負するタイプ。この夜の富山のマウンドも「初めての球場だったので立ち上がりは少し不安定になっちゃいました」と初回は2死二塁、2回も2死満塁のピンチを背負った。そこを味方の好守にも助けられ無失点で切り抜けると、徐々にリズムをつかんだ。 「後半にギアを上げられましたね」 この言葉通り、3&4回は3者凡退。5回に1点を失ったが、7回まで追加点を許さなかった。右腕の最大の武器はこの「修正力」。抜群の野球センスを持つからこそ、初体験のマウンドでもすぐに対応することが可能となる。その結果が今季、地方球場で合計3戦19イニングわずか2失点という抜群の安定感につながっている。
報知新聞社