ラグビーW杯決戦!日本は南アとの8強対決に勝てるのか?
4年前のイングランド大会で当時W杯で1勝だった日本代表が南アフリカ代表を下した歴史的な80分については、当時、指揮官ではなかったジョセフ・ヘッドコーチは「4年間その話が繰り返され、忘れたかった話」とし、この試合当日が、「ミスターラグビー」こと平尾誠二さんの命日であることへは、平尾さんがいた神戸製鋼所属のアウトサイドセンターであるラファエレ ティモシーが、紳士的かつ正直に応じた。 「平尾さんが特別な存在であることはわかっていますが、とにかくフォーカスすべきは試合。重要な試合が待ち受けています」 列強国ばかりのノックアウトステージを見据え、ロックのトンプソン ルークは「自分の気持ちがどうのこうのと振り返る暇はありませんでした。自分自身は日曜の夜に何をするのか(だけ)を考えてきた」 38歳の通称「トモさん」は今季限りで引退するが、こう言い切る。 「もし負けたら最後。でも勝ちたい。それだけに集中する」 運命の準々決勝は20日の19時15分に幕が上がる。 (文責・向風見也/ラグビーライター)