“女海賊”瑞原明奈を舐めるなよ!ルーキーの初勝利をオーラスでかっさらった衝撃的な逆転の満貫/麻雀・Mリーグ
百戦錬磨の女海賊が、最後の最後でお宝を奪取した。プロ麻雀リーグ「大和証券Mリーグ2024-25」10月1日の第1試合では、U-NEXT Piratesの瑞原明奈(最高位戦)が登板。今期3度目にして、嬉しい初勝利を飾ったが、その結末は劇的なオーラスでの逆転だった。 【映像】オーラスにお宝!瑞原、逆転勝利の場面 2022-23シーズンでMVPを獲得し、2022-23シーズン及び2023-24シーズンで個人スコア3位を記録した瑞原は、チームの開幕戦を任されるも4着。前回は2着だった。当試合は起家から瑞原、EX風林火山・松ヶ瀬隆弥(RMU)、セガサミーフェニックス・浅井堂岐(協会)、渋谷ABEMAS・松本吉弘(協会)の並びで開局。瑞原が親の東1局は、松ヶ瀬が2700点をアガった。続く東2局、瑞原はリーチをかけるも流局。東2局1本場では、白のみの1100点(+300点、供託2000点)を獲得した。東3局では、ルーキーの浅井が親満貫・1万2000点(供託1000点)を成就。南3局1本場でも1500点(+300点)をアガった。 トップ目は浅井。瑞原は東3局2本場で東・赤・ドラの3900点(+600点)を獲得するなどしたものの、南3局を迎えた時点で、浅井とは1万3000点差の2着目だった。そんな同局、瑞原は「よくリーチしてきたな」「むちゃくちゃやばい混一色だよってアピールしていたのに…」と浅井も驚く大胆な攻撃でリーチ・ツモ・平和の3900点を加点。点差を9000点まで縮めると、南4局1本場、瑞原は極限まで集中力を高めた。 親の松本が早々に白を鳴いた後に3・6索待ちでテンパイさせると、数巡後、瑞原は三色同順への変化を待ちつつ、ツモアガリのみOKの3索待ちでヤミテン。その後、3・6・9索待ちの三面張へと発展させた。瑞原の役は、平和・赤2が確定。「4・5・6」の三色同順が成立せずとも、3索はドラであるから、どれでアガっても逆転条件の満貫をクリアできる。待ちは松本と2つ被っているが、9索がある分だけ有利だ。「大変なことになった!」。放送席が固唾を飲む中、運命の牌を掴んだのは松本。静かに9索を河に捨てると、瑞原は牌を広げて「8000(点)は8300(点)」と点数を申告した。 「これは女海賊、迫力の表情になりました!」。試合終了の瞬間、ルーキーの初勝利をかっさらった瑞原は表情を一切、崩さなかったが、インタビューでは「とっても嬉しいです!」と破顔。「特に今年、初戦がラスだったので。マイナスでスタートしてしまうと、ズルズルいってしまうイメージが残っていて…」とし、「なので、早い段階でトップを取れて戻せたことは、すごく嬉しいです!」と続けた。インタビューラストでは、「YouTubeの『えがちゃんねる』さんで麻雀の特集をやっていただいて…負けたんです」「負けたんで、罰ゲームをやらせてください」と、ラップを披露した瑞原。強くも愛らしい女海賊が、次戦でもファンを魅了する。 【第1試合結果】 1着 U-NEXT Pirates・瑞原明奈(最高位戦)3万9200点/+59.2 2着 セガサミーフェニックス・浅井堂岐(協会)3万8200点/+18.9 3着 EX風林火山・松ヶ瀬隆弥(RMU)2万1000点/▲19.0 4着 渋谷ABEMAS・松本吉弘(協会)900点/▲59.1 ※連盟=日本プロ麻雀連盟、最高位戦=最高位戦日本プロ麻雀協会、協会=日本プロ麻雀協会 ◆Mリーグ 2018年に全7チームで発足し、2019-20シーズンから全8チーム、2023-24シーズンからは全9チームに。各チーム、男女混成の4人で構成されレギュラーシーズン各96試合(全216試合)を戦い、上位6チームがセミファイナルシリーズに進出。各チーム20試合(全30試合)を戦い、さらに上位4チームがファイナルシリーズ(16試合)に進み優勝を争う。優勝賞金は5000万円。 (ABEMA/麻雀チャンネルより)
ABEMA TIMES編集部