大谷翔平が4年連続20号 今季メジャー最長145メートルの特大弾 逆転への安打も 5打数2安打2打点
米大リーグ、ドジャースの大谷翔平は18日、デンバーでのロッキーズ戦に「1番・指名打者」で出場。六回の第3打席でスライダーをセンターバックスクリーンへ打ち込み、4年連続、5度目となる20号に達した。打球の速度113マイル(約181キロ)、角度は30度、飛距離は476フィート(約145メートル)で、今季メジャー最長の超特大弾だった。 【写真】20号ソロを放つドジャース・大谷翔平。日本選手で初の4年連続20本塁打を記録した 先発左腕ゴンバーの投じた3球目、83マイル(約134キロ)のスライダーを完璧にとらえ、打球は中堅手のはるか上、見上げてフェンスまで下がるだけだった。大谷は打った瞬間、本塁打を確信、一瞬間を置いてからゆっくりと走り出し、三塁を回る前に両手を掲げて喜びを表した。ダッグアウトでも満面の笑顔だった。本塁打争いでア・リーグトップだったオズナ(ブレーブス)に並んだ。 ベッツのけがで1番に入って2試合目。前日は5打数3安打1打点と、1番打者にふさわしい活躍で勝利を導いた。 一回先頭の第1打席はフルカウントまで粘ったが、低めのスライダーを引っかけて二ゴロ。三回1死三塁での第2打席は初球のナックルカーブを引っ張ったが一ゴロ、三塁走者が生還して打点1。七回2死一、二塁での第4打席は2番手左腕ビークスから右中間へライナーを放ったが、中堅手ドイルの横っ飛びキャッチの超ファインプレーに阻まれ、長打と打点が消えた。 九回に代打ヘイワードの4号満塁本塁打で1点差として2死走者なしの第5打席は100マイル右腕ボドニックのチェンジアップにバットを合わせて左前安打。暴投と申告敬遠で一、二塁となって打席は4番T・ヘルナンデス。カウント1-2の4球目のフォーシームを振ったかに見えたが判定はボール。激怒したロッキーズのブラック監督は退場。命拾いしたT・ヘルナンデスは5球目の100マイルフォーシームを右中間席へ18号3ラン。大谷の安打が逆転につながった。この日は5打数2安打2打点で、打率は3割1分6厘。 試合は5点差を九回にひっくり返し、11-9で勝った。