「たとえ11人でも封じ込めなかった」カタールとの120分激闘を制した大岩Jの“破壊力”にアジア通記者も感服!「細谷と藤尾は外しすぎたが…」【U-23アジア杯】
「荒木のスルーパスは見事だった」と絶賛
現地4月25日、パリ五輪予選を兼ねたU-23アジアカップの準々決勝がカタール・ドーハで行なわれ、日本は開催国カタールとの大一番に臨んだ。 【動画】101分、荒木のスルーパスからエース細谷が鮮やかに逆転ゴールをゲット! 1-1で迎えた41分に相手GKが細谷真大への危険なキックで一発退場となり、日本は数的優位に立つ。その後逆転弾を決められるも落ち着いて挽回し、67分に木村誠二のヘッドで同点とする。延長戦に入るとさらにギアを上げ、101分にエース細谷が勝ち越し弾を決めると、112分には内野航太郎がダメを押した。4対2で辛くも難敵を突き放し、ベスト4に駒を進めている。 米ネットワーク『ESPN』でアジア通記者として活躍するガブリエル・タン氏がこの一戦のマッチレポートを掲載。「日本がカタールを相手に大苦戦するもパリ五輪へ前進」と題し、次のように大岩ジャパンの戦いぶりを論じた。 「最終的には勝利こそが重要だということだ。日本にしてみれば早い段階で数的有利に立っていたのだから、もっと簡単に勝つ手立てがあったはずだが、何はともあれ地力の差は歴然だった。日本は開始65秒で先制しながら追いつかれ、敵GKが退場となった後で逆転されている。それでも彼らの攻撃は凄まじく、チャンスの山を築いた。カタールはたとえ11人でも日本を封じ込めなかったはずだ。 細谷と藤尾(翔太)が決定機でシュートを外しすぎて延長戦に突入したものの、結果的に日本は4点を奪って勝ち切ったのだ。明らかにPK戦を狙って粘るカタールをしっかり振り切ったのである。とりわけ細谷のゴールをお膳立てした荒木(遼太郎)のスルーパスは見事だった」 そしてタン記者は「あと1勝で日本はパリへの切符を掴む。7大会連続の五輪出場という輝かしい記録をさらに伸ばそうとしている」と書き添えた。 今大会の上位3チームにはパリ五輪の出場権が与えられる。日本は現地29日にイラクvsベトナム戦の勝者と準決勝を戦い、勝てば本大会行きが確定。負ければ3位決定戦に回り、そこでも敗れれば、アフリカ予選4位であるギニアとの大陸間プレーオフに臨む。 構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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