国公立大医学部に強い高校2024「北陸」3位は金沢大附
大学通信は、2024年度入試に基づく「国公立大医学部に強い高校ランキング」を特集している。北陸エリア版の3位は金沢大附(石川)、4位は金沢泉丘(石川)、5位は富山(富山)がランクイン。1位・2位は大学通信のWebサイトより確認できる。 【画像】大学通信
ランキングは、2024年度入試で防衛医科大を除く国公立大医学部・医学科合格者数の上位校をまとめたもの。合格実績のある高校へのサンデー毎日・週刊朝日・大学通信の3社合同調査をもとに集計している(非公表の高校除く)。なお、掲載データは、一部、集計中のため実際の合格者数が多いことや、浪人などの人数を含んでいないことがある。
11月13日更新の最新データによる国公立大医学部に強い北陸エリアの高校ランキングは、3位「金沢大附(石川)」合格者28人、4位「金沢泉丘(石川)」27人、5位「富山(富山)」11人、6位「高岡(富山)」10人、7位「高志(福井)」8人、8位タイ「片山学園(富山)」「武生(福井)」6人。ランキング上位は国公立高校が独占した。
私立は富山県唯一の中高一貫校となる「片山学園」がランクイン。同校は、英語で国際力を、数学で論理的思考力を、国語でコミュニケーション能力と読解力を養う教育を展開。平日の7限授業や月1の土曜授業など、1週間で35~39限の授業を確保し、主要3教科(英数国)の授業数は公立校の約1.6倍にのぼるという。
また3位の金沢大学附属高校は、金沢大学の人間社会学域学校教育学類の附属高校で、北陸地方では唯一の国立高校となる。医学部志願者も多く、2024年度の国公立大医学部の合格者は、卒業生数120人の2割を占める25人。うち、旧7帝大の合格者は東北大1人、大阪大1人、九州大1人の計3人だった。
僅差で4位となった金沢泉丘高校は創立以来130年の歴史をもつ石川県立の公立高校。全国の公立高校の中でも有数の進学校で、卒業生は政財界をはじめ、医学、医療分野、法曹界などざまざまな分野で活躍している。国公立大医学部の合格者は例年、地元の金沢大学医学部が多い傾向にある。