冬キャンプでやることないから「薪ストーブ+ステンレスダッチオーブン」で本気ラーメン作ってみた
「冬真っ只中の今時期がキャンプのメインシーズン!」というキャンパーも少なくないかと思いますが、「食って飲んで寝るくらいしかやることがないなぁ…。でも、飲んだあとに〆のラーメン出てきたら嬉しいなぁ」なんて、思ったことはありませんか? 【キャンプグッズを使ったラーメンの調理過程を見る】 じゃあラーメン、作りましょう!
■薪ストーブ×ダッチオーブンで作るロマンラーメン
というわけで、今回準備したのは古き良きホンマ製薪ストーブとビタクラフト クックギアの「ステンレスダッチオーブンW」。 薪ストーブは安定した火力を出しやすく、同時調理可能なダルマ型がベスト。 「ステンレスダッチオーブンW」はフタ+浅鍋+深鍋が一体のマルチユースなギア。この組み合わせがラーメン作りにぴったり。この製品を初めて見た時に「あ。これラーメンのやつ」と直感。 ダッチオーブンの例に漏れず、密閉性の高い構造で、蒸気や圧力をしっかり閉じ込めます。豚骨からしっかりと旨味を引き出すのにもってこい。 では早速作っていきます。まず深鍋に2Lほどの水と食材を入れていきます。 今回はインターネットの海を漂うレシピを参考にトライ。下処理した豚骨1本、ネギの青い部分、玉ねぎ、人参、にんにく、生姜を投入。 この時点で生姜のいい香りがテントの中にこれでもかというほど漂いますが、フタをして4~5時間ほど煮込んでいきます。 煮込んでいる最中に少しダッチオーブンの紹介を。「ステンレスダッチオーブンW」にはリフター、スタンド、ラック(底網)も付属。 サイズは8インチ(3万800円)と10インチ(3万7400円)の2サイズ。ソロ・デュオであれば8インチ、グループやファミリーであれば10インチがちょうどいいサイズ感ですね。 ダッチオーブンのネックはその重量で、持ち運びや調理時に手間に感じることもあります。その点「ステンレスダッチオーブンW」は、ステンレス鋼の間にアルミ鋼を挟み込んだ独自の5層構造のため、ステンレス単層構造のものと比べて軽量。また、ステンレス鋼の丈夫さと蓄熱性の高さに加え、アルミ鋼による熱効率の高さも兼ね備えています。 さらに“深鍋だけ”、“浅鍋だけ”といった選択ができるのも、取り回しがよい印象。 さて、煮詰まり防止に水を追加するなどしつつ、煮込み続けること4時間。食材がハシで崩せるまでになりました。 すでに美味しそうではありますが、この時点では、ただの“豚の旨味強めの野菜スープ”。果たしてこれがラーメンスープになるのでしょうか…。 ここで、豚バラを投入し、さらに1時間煮込んでいきます。ホロホロチャーシューを作りつつ、スープの旨味をアップさせる狙い。さぁ豚バラの旨味よ、どうか私を救い給え。 その後、醤油と本みりん、うま味調味料で作ったカエシに、煮込んだ豚バラをマリアージュ。豚の旨味をカエシに移していくイメージで、少し火にかけていきます。 隣の深型は濃度がちょうどよくなるまで、もう少し煮込みます。ホンマのダルマ型はこれができるからいい。同時調理バンザイ! ちなみに、「ステンレスダッチオーブンW」はステンレス製ゆえにサビに強く、家庭用の鍋やフライパンと同様の使用感。焦げ付きもタワシでこすってOKなので、カエシが多少焦げ付いても心配無用なのです。