イスラエルが人質救出作戦実行なら人質に危害も、ハマスが警告
[ドバイ 4日 ロイター] - パレスチナのイスラム組織ハマスは、イスラエルがガザのヌセイラトキャンプで6月に行ったような人質救出作戦を実行するとの情報を得ており、そうした行動に出た場合は捕虜を「無力化する」と、危害を加える可能性を示唆した。ロイターが4日に内部文書を確認した。 ハマスは11月22日付の文書で構成員らに対し、指示に従うことでどのような反動があるか考えないよう指示し、人質の運命についてはイスラエルに責任があるとした。 ハマス幹部によると、この文書はハマスの軍事部門「カッサム旅団」の情報部門から各グループに回覧されたものだが、イスラエルによる作戦がいつ行われるのかについては言及していない。 イスラエルメディアは4日、カッツ国防相がハマスへの圧力が高まっており、今回は「人質に関する取引を前進させることができる」と述べたと報じた。 イスラエル軍は6月9日にヌセイラト救出作戦を実施し、2023年10月からハマスに拘束されていた人質4人を解放した。パレスチナ当局によると、この襲撃で200人以上が死亡した。