F1=昇格逃した角田、レッドブルでのキャリアに暗雲
[ロンドン 20日 ロイター] - 自動車レースF1、レッドブルへの昇格がかなわなかったRBの角田裕毅(24)について、レッドブルのクリスチャン・ホーナー代表は、チームに残すべきか決めかねていることを示唆した。 レッドブルは19日に、個人総合4連覇を果たしたマックス・フェルスタッペン(オランダ)とペアを組む来季の正ドライバーを発表。RBから角田ではなく、リアム・ローソン(22、ニュージーランド)が選ばれた。 来季でRB(以前はアルファタウリ、来季からレーシングブルズに改称)5年目を迎える角田。ホーナー代表は記者団に対し、「正直なところ、今年(レッドブルで)裕毅にチャンスを与えることができないのであれば、(裕毅を残留させることに)意味があるのだろうかと痛切に思う。5年間もサポートチームに同じドライバーを置くことはできない。放出するか、別の方法を検討する必要がある」とコメントした。 そして、角田とも話をしたとし、「リアム・ローソンが2025年に私たちのドライバーになるなんて話を今するなんて、9カ月前に想像していた人はいない。この業界では物事が非常に速く変わることを(角田は)理解している。自分でチャンスをつかみ取るしかない」とも話した。 RBでは来季、20歳のアイザック・ハジャー(フランス)が角田とペアを組むことが20日に発表されている。