人気の秘境駅、抜海駅が廃止へ…稚内市長「観光の観点だけで残すという判断はできない」
廃止が取りざたされている北海道稚内市のJR宗谷線・抜海駅について、工藤広市長は11日の市議会一般質問に答え、「(代替の)乗り合いタクシーの運行にもめどがつき、今年度で維持管理費負担を終えると判断した」と述べた。市が維持管理をしなくなることで廃駅となる見通しだ。 【写真】数々の映画ロケ地となった「最北の秘境駅」抜海駅
地域住民らは、観光資源としての観点からも駅の存続を望んでいる。工藤市長は「観光の観点だけで未来永劫(えいごう)、駅を残すという判断はできない」と理解を求めた。
地域住民らは11月、オンラインで募り、集まった駅存続を求める約6800人の署名を市に提出した。