【全国男子駅伝】新たな記録に期待 3区に塩尻和也、篠原倖太朗、黒田朝日ら 石川県の40歳ランナーは最年長記録かかる
◇第29回全国都道府県対抗男子駅伝競走大会(21日、広島) 世代トップランナーが集う全国男子駅伝が21日に広島で開催。47都道府県の中学生、高校生、大学生、社会人の代表が、全7区間でふるさとのタスキをつなぎます 【画像】駒澤大の新キャプテンとなった篠原選手 前回大会では、長野県が連覇で大会9度目の優勝。その優勝メンバーでもある伊藤大志選手(3区)、永原颯磨選手(4区)、山口竣平選手(5区)らが並び、駒澤大4年生の鈴木芽吹選手(7区)が加わった強力布陣で3連覇を目指します。 注目は8.5キロの3区。富士通の塩尻和也選手(群馬)は、去年12月に10000メートルで日本記録を更新する27分9秒80のタイムで日本選手権を初優勝しました。 また1月2、3日の箱根駅伝で1区区間賞の駒澤大・篠原倖太朗選手(千葉)や総合優勝の青山学院大で2区区間賞の黒田朝日選手(岡山)らが名を連ねました。2005年に大森輝和さん(高知)が記録した23分26秒の区間記録更新となるのでしょうか。 また同区間では、20日のメンバー変更で京セラ鹿児島の中村高洋選手(石川)がエントリー。出場すれば大会最年長の40歳4か月での出場となり、現在大会最年長の出場記録をもつ岡本直己選手の38歳7か月の記録を抜きます。 さらに最長区間13.0キロの7区では、篠原選手(千葉)と同じ駒澤大の花尾恭輔選手(長崎)、青山学院大の箱根優勝メンバー若林宏樹選手(和歌山)や倉本玄太選手(広島)、城西大の山本唯翔選手(新潟)らもエントリー。マラソンのパリ五輪代表の赤崎暁選手(熊本)なども名を連ね、20年ぶりの区間記録更新にも期待がかかります。 ▽区間最高記録一覧 1区(7キロ)19'39" 長嶋 幸宝 【兵庫】(2023年) 2区(3キロ)8'14" 石田 洸介 【福岡】(2018年) 3区(8.5キロ)23'26" 大森 輝和 【高知】(2005年) 4区(5キロ)14'02" 山口 竣平【長野】(2023年) 5区(8.5キロ)23'52" 吉岡 大翔 【長野】(2023年) 6区(3キロ)8'22" 吉岡 大翔 【長野】(2020年) 7区(13キロ)37'09" 大島 健太 【高知】(2004年) ▽最年長記録 38歳7か月 岡本 直己【鳥取】(2023年)