開幕スタメンに“抜擢”も…レギュラーになれなかった逸材(3)2年連続開幕マスクでも
2024年シーズンのプロ野球はオープン戦が始まり、開幕に向けて調整が続いている。各球団で開幕スタメンをかけたレギュラー争いが繰り広げられているが、開幕戦はあくまで通過点であり、定位置奪取には継続した活躍が求められる。ここでは、昨季の開幕スタメンを勝ち取るも、レギュラー定着を逃した選手を紹介したい。
安田悠馬(東北楽天ゴールデンイーグルス)
・投打:右投左打 ・身長/体重:185cm/105kg ・生年月日:2000年3月3日 ・経歴:須磨翔風高 - 愛知大 ・ドラフト:2021年ドラフト2位 ルーキーイヤーから2年続けて開幕マスクを被っている安田悠馬。昨季は出場機会を増やしたが、正捕手奪取とはならなかった。 愛知大では、NPBにとって貴重な”強打の捕手”として注目を集め、2021年ドラフト2位で東北楽天ゴールデンイーグルスに入団。 プロ1年目は新人捕手として球団史上初の開幕スタメンを勝ち取ったが、ファームで左手の人差し指を負傷し、一軍出場は5試合にとどまった。 それでも、二軍では30試合の出場ながら、打率.257、4本塁打、15打点、OPS.851と能力の一端を示した。 プロ2年目の昨季も開幕スタメンに名を連ねると、田中将大の先発時を中心にマスクを被り、53試合出場で打率.218、3本塁打を記録。しかし、主戦マスクは104試合に出場した太田光に譲った。 一方、昨季65試合に出場した炭谷銀仁朗が退団しており、今季は出場機会の増加が期待される。リード面はもちろん、シーズンを通して持ち前の打棒を発揮できるか注目だ。
ベースボールチャンネル編集部