CB400スーパーフォアに代わる4気筒ヨンヒャクの新開発が加速?! ホンダが中国における大型二輪事業を強化!
カワサキ・ニンジャZX-4Rが80ps(ラムエア作動時)という、4気筒ヨンヒャクの常識を完全に破壊するスペックで登場したことで“もはやCB400SFのリニューアルでは太刀打ちできない”という判断も働いたのかもしれないが、いずれにせよ、電動化を推進中のホンダにおいて、オールニューの4気筒ヨンヒャクは困難な企画なことは間違いなく、開発陣は今まさに並々ならぬ努力を重ねているはずだ。 ──参考:2022年型CB400スーパーフォア。1992年に初代が登場し、30年後の10月に生産終了で幕を閉じた。
新設計エンジンをダイヤモンドフレームに搭載?
エンジンが新設計となれば、車体もCB400SFのダブルクレードルフレームではなく、最新トレンドに沿ったダイヤモンドフレームになるだろう。アンダーループがないため軽量で、エンジンを車体剛性に活用できるダイヤモンドフレームは近年、基本を共通としつつ、細部の作り分けでかなりの幅で味付けをコントロールできるほど研究が進んでいる。 ホンダ自身、CB750ホーネットとXL750トランザルプという、車体への要求がかなり異なる2車のダイヤモンドフレームを微細な調整で見事に作り分けて見せたばかり。同様なことはスズキのGSX-8SとVストローム800DEにも言え、両車ともに開発者自身が「設計や解析の進化で、ジャンルの違う機種のフレームが共通化できるようになってきた」と語っているのも同様だ。 CB400SFは4気筒エンジンの爽快さもさることながら、非常にバランスのいい車体能力も大きな魅力で、しなやかで潤沢な接地感はプロの車体設計者すら“史上最良の1台”と絶賛するほど。熟成され尽くしたダブルクレードルの走りを、解析の進んだ新世代ダイヤモンドフレームが凌駕することを大いに期待したい。 ──スーパーボルドールスタイルの予想CGがこちら。ホンダはアジアでCBブランドの再構築に力を入れており、ボルドールのデビューも可能性はかなり高い。 ──参考:2022年型CB400スーパーボルドール。2005年に追加されたバリエーションモデルで、後年はこちらのほうが売れ筋だった。