【京都グルメ旅】京都でしか味わえない不思議な卵とじ丼「湯葉納豆丼」の魅力
●京都には謎のメニューが色々と存在します。お土産屋&レストラン『ICHOYA』の「湯葉納豆丼」も然り。一体どんな味わいなのでしょうか?
京都を代表する食材の一つである「湯葉」。いろいろな場面の京料理の中で食べられてきた上品な食材のイメージのある湯葉ですが、もっとも手軽に味わえるのが「湯葉丼」です。 「湯葉納豆丼」以外のおすすめは? その湯葉丼に新たなバリエーションが京都で誕生しているという情報をゲット。実際に食べに行ってきました。
西本願寺の目の前のお土産屋&レストラン『ICHOYA』
今回、新たなる湯葉丼メニューがあると聞いてやってきたのは、京都を代表するお寺の一つでもある西本願寺のすぐ近く。京都駅を下りて北へ15分ほど歩いた場所にお目当てのお店『ICHOYA』を発見。外からのパッと見ではお土産屋となっていますが、実は奥が飲食店になっています。 レストランはテーブルのほかにカウンターがあって、甘味処兼バーといった雰囲気を醸し出しています。
納豆入りの湯葉丼というここだけメニュー
こちらが湯葉丼のアレンジメニューである「湯葉納豆丼」。そう、湯葉丼の新たなバリエーションというのは、納豆入りの湯葉丼のことでした。 最初のインパクトで、かなり納豆の香りがしてきます。料理にトッピングするにしても、加熱して食べる機会の少ない納豆なので、温かくなって強まった香りにまず少しビックリすると思います。
それでは改めていただきます。まず、丼全体に湯葉の食感を感じました。上質な湯葉が贅沢にたっぷりと使用されていて、湯葉特有のプルモチ食感がしっかり堪能でき、湯葉好きにはたまらない。そこに玉子のふんわり食感とコクがプラスされ、プルプルフワフワのおいしい丼となっています。
その食感の中に混じっているのが、納豆。香りの時点で存在感の強かった納豆は、食感や味としても存在感が強い。納豆の持つ若干の苦みのようなコクと豆独特の食感がプラスされ、大豆プラス大豆というヘルシーな素材だけでボリュームアップに成功しています。
京都らしい料理にワンアクセントで記憶に残る料理に
「湯葉納豆丼」における納豆は、苦手な人からすると「コイツさえいなければ」と感じ、納豆好きには「よくぞ、いてくれた」と感じられるような存在。京都らしい料理にアクセントとインパクトが加わり、記憶に強く残る料理となっているので京都旅行中のランチにもオススメです。 もちろん、納豆抜きのノーマル仕様の湯葉丼もあるので、納豆が苦手な人には、そちらをお召し上がりください。