1月10日「ほしいもの日」に制定 茨城県
干し芋愛好家ら魅力発信
干し芋生産量全国一の茨城県は10日、1月10日を「ほしいもの日」に制定した。同日、東京都内で記念発表会を開き、大井川和彦知事が経緯を説明。昨年12月に「茨城県ほしいもアンバサダー」に就任したタレントの谷まりあさん、干し芋愛好家の小松亜子さんも出席し、干し芋の魅力を熱く語った。 同日に制定した理由は(1)1月10日の「一」と「十」を重ねると、「干」という字になる(2)10日(とおか)が干し芋の生産工程で重要な原料芋の糖化(とうか)につながる(3)干し芋の旬に当たる――の三つ。大井川知事は「記念日を干し芋を広めるきっかけにしたい」と話した。 発表会では干し芋の食べ比べが行われ、年間130キロを食べるという小松さんは「生産者1戸1戸で味や食感が異なり、飽きがこない」と強調。谷さんは「季節やその日の気分によって、冷やしたり、温めたりしてもおいしい」とお勧めの食べ方を紹介した。 県は干し芋生産量の9割超を占める。制定を記念し、14日まで東京・銀座の県アンテナショップ「IBARAKI sense(イバラキセンス)」で「ほしいもフェア」を開催している。
日本農業新聞