ここが新しいカンヌだ、アキ・カウリスマキの映画館作りに迫るドキュメンタリー予告
ドキュメンタリー映画「キノ・ライカ 小さな町の映画館」の予告編と日本版ポスタービジュアルが解禁された。 【動画】「キノ・ライカ 小さな町の映画館」予告編はこちら 「希望のかなた」「枯れ葉」などで知られるフィンランドの映画監督アキ・カウリスマキが、共同経営者の作家ミカ・ラッティらと2021年にオープンした映画館キノ・ライカ。本作では、カウリスマキと仲間たちがフィンランドの小さな町カルッキラで映画館を作るために奔走する様子が映し出される。監督のヴェリコ・ヴィダクは、カルッキラに約1年間滞在し撮影に臨んだ。 予告編には「建設中はご自身で作業を?」という質問に「朝7時から夕方5時まで。毎日だ」と答えるカウリスマキが。さらに仲間たちによる「アキだもの、特別な場所になる」「いつか映画祭をやるとにらんでる。ここが新しいカンヌだ」というセリフが収録され、カウリスマキの盟友であるジム・ジャームッシュの姿も確認できる。日本版ポスタービジュアルには映画館作りに勤しむカウリスマキが配置されており、デザインは大島依提亜が担った。 「キノ・ライカ 小さな町の映画館」は12月14日より東京・ユーロスペースほか全国にて公開。作中には「枯れ葉」に出演した女性デュオのマウステテュトット、「希望のかなた」のヌップ・コイブ、サイモン・フセイン・アルバズーン、「ラヴィ・ド・ボエーム」のエンディング曲「雪の降る町を」などを歌っているフィンランド在住の日本人・篠原敏武、「コンパートメントNo.6」の監督ユホ・クオスマネンも登場する。 (c)43eParallele