小学生が「老い」を体験 重いベルトに見えないゴーグル…感じたのは「高齢者に優しくしたい」〈仙台〉
仙台放送
子供たちがお年寄りを助けることの大切さを学びました。特殊な装具を身に着けて「体の老い」を疑似体験するという授業が仙台市内の小学校で行われました。 仙台市青葉区にある川前小学校です。「総合的な学習」で3年生が福祉について学んでいます。そんな子供たちが体験したのが、視野が狭くなるゴーグルに音が聞こえにくくなるヘッドホン。さらに、動きが鈍くなるベルトを装着。「お年寄りの体」を疑似体験します。 児童(Q、つけてみてどう?) 「めっちゃ重い」 同級生に助けてもらいながら、つえを突いて、ゆっくりと歩きます。普段走り回っている体育館ですが…。 児童「階段ありますよ、階段」 児童「あっ、見えない。下が見えない」 お年寄りになると大変、ということは、身近な家族などから見聞きしていたという子供たちですが、体験して気づいたことがたくさんあったようです。 児童 「下が見えにくくて歩きにくかった」 「腰が痛いです」 Q.どういうことしてあげられそうですか? 「ここ段差あるよとか、もう少し左だよと言ってあげたい」 「体験してみるとこんな大変な思いをしているんだと思った」 このあと子供たちは、車いす体験もしました。子供たちは、体の不自由な状態を通して、思いやりや心配りの大切さを学んだようです。 児童 「助けたり声かけたり、優しい気持ちでやるといいと思う。いろんな人が優しくなると、こっちの気持ちも優しくなると思う」
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