闇夜に2匹の白い「竜」 宮ケ瀬ダムナイト放流に1200人 広場では屋台やバンド演奏のイベントも
夜間にライトアップされたダムから大量の水が流れ下る「第6回宮ケ瀬ダムナイト放流」が26日夜、宮ケ瀬ダム下流側の広場(神奈川県愛川町半原)で行われ、1200人がダイナミックな光景を楽しんだ。相模川水系広域ダム管理事務所などの協力で町が主催した。 【動画】神奈川を空から眺める「かながわそら散歩」 宮ケ瀬ダムと宮ケ瀬湖 8月に参加者を公募したところ、宮城県や沖縄県など23都府県から定員を大幅に上回る約7千人の応募があり、1200人の観客が選ばれた。 この日、ダム下の広場を会場に豚汁や唐揚げ、焼きそばなどの屋台が並び、バンド演奏やよさこいダンスなどが華やかに演じられた。午後7時になると、高さ156メートルの巨大なダムの壁面が赤や青のカラフルな光で照らされ、2本の放水口から大量の水が放たれた。 音を立てて流れ下る水流は、まるで闇の中に照らし出された巨大な2匹の白い竜のよう。観客からは「すごい」「何トンの水があるんだろう」とため息のような声が漏れた。
神奈川新聞社