京都の今と昔が交錯する魅惑の空間 郷愁を感じるラグジュアリーホテル 「ザ・ホテル青龍 京都清水」へ
「清水の舞台」で知られる世界遺産・清水寺のほど近く。観光客でにぎわう参道沿いに「ザ・ホテル青龍 京都清水」はある。 【画像】最上階のアーチ形の窓や赤いスパニッシュ瓦は昭和8年当時、モダンと言われていた建築様式。 昭和8年に建てられた小学校を保存・活用して誕生したこのホテルは京都の街を長年眺めてきた、まさにヘリテージホテル。どこか懐かしさを感じる佇まいながら、絶好の立地と極上のサービスで人気を博すザ・ホテル青龍 京都清水をご紹介。
京都のモダンを体現するヘリテージホテル
ホテル青龍は明治2年に開校し、昭和8年に移転新築された元清水小学校の校舎を活用して建てられている。 当時の京都を代表するモダンな校舎は最上階のアーチ形の窓や赤いスパニッシュ瓦が特徴的な西洋式の建築。大時計の名残など、そこかしこに小学校だったころの面影が感じられ、かつての学び舎を訪れたような感覚になる。
趣きのある館内をそぞろ歩くのも楽しい
外観のみならず、内観も趣深い。特に階段や廊下といった共用部では、梁や腰板張りなどが、当時の様式を保ちながら改装されており、ラグジュアリーホテルとしての格式を持ちながらどこかほっこりとする装飾が施されている。 客室内をはじめ、ホテル内にはエントランスや朝食レストラン、ガーデン、プライベートバスなど各所にアート作品が展示されている。その多くは京都にゆかりのある作家の作品だ。 あちらこちらにアート作品が展示されている様子は、図画工作や授業での生徒の作品が置かれていたことを想起させるようだ。 ゲストラウンジに隣接している音楽室を改装したアーカイブコーナーには当時の小学校時代を学ぶことのできる資料も置かれている。京都の街を見守ってきた往時に思いを馳せるのも感慨深い。
客室はシンプルモダン、京都に住むかのような感覚に
客室数は48室。15種類の客室から選ぶことができる。いずれも落ち着いたクラシカルなデザインで京都の地に住んでいるかのような感覚でゆったりと過ごすことができる。 中でも「パラノミックスイート」は格別だ。136.3平米の広々とした間取りで法観寺・八坂の塔と京都市内の景色を眺めながら過ごす休日はまさに贅沢のひと言。 暮らすように過ごす。 その快適さを体現しているのがゲストラウンジだ。全ての客室のゲストが利用可能で、ひと口サイズの軽食やスイーツとともにドリンク、アルコールで一息つきながら、清水の町並みを眺めて過ごすことができる。 盆点前やコーヒードリップ、珍しいところでは工芸茶を楽しむこともできる。ディナーの前に、夕暮れやライトアップされた夜の景色をこのゲストラウンジで堪能してみるのもいい。