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報道陣に公開された橋桁の架設現場＝11日午前２時41分、米沢市入田沢

報道陣に公開された橋桁の架設現場＝11日午前２時52分、米沢市入田沢

　2022年8月豪雨の影響で約80日間、全面通行止めとなった米沢市入田沢の国道121号について、報道陣向けの復旧工事現場説明会が11日未明、現地で開かれ、道路管理者の県が橋桁の架設作業を公開した。 　国道121号は米沢市と福島県喜多方市を結ぶ幹線道路。豪雨で道路ののり面が幅約90メートル、高さ約25メートルにわたって崩れた。のり面の補強は大部分が完了し、もろい地盤を避けて1車線ずつ橋を架ける工事が進められている。 　現在は仮橋を設け、片側交互通行となっている。この日は約20人が作業に当たり、大型クレーン車2台で長さ約50メートルの橋桁を架設した。来春までに橋を整備した後、仮橋の撤去と新橋の架設が行われ、片側1車線の道路となる。 　25年度中の復旧完了を目指しており、総事業費は約16億8750万円。県置賜総合支庁道路計画課の渡部高久道路管理主幹は「通行する人たちに安心してもらえる道路にする」と話した。