「なぜ彼にすべての責任をなすりつけるのか」ウエストブルックへの“不当な評価”にロバートソンが憤慨<DUNKSHOOT>
ただ、ロバートソンの眼には、サンダー退団後のウエストブルックが“正当な評価を受けていない”と映っているようだ。 「いくつかおかしな理由があったとはいえ、どうして彼に起こったことすべての責任をなすりつけているのか、私にはわからない。彼はダイナミックなプレーをしているし、(所属する)チームをスパークさせている。それが突然、彼のことには目もくれず、欲しがらなくなってしまう」 ロケッツとウィザーズでプレーオフ進出に貢献してきたウエストブルックだが、レブロン・ジェームズ、アンソニー・デイビスらと共闘したレイカーズではうまく機能せず、2023年には自身初のシーズン途中移籍も経験。 その後クリッパーズで息を吹き返したものの、昨季はシーズン序盤にジェームズ・ハーデンがトレードで加入したためシックスマンに転向。ベンチからチームのギアを上げ、エネルギッシュなプレーで盛り立てたが、今夏ポール・ジョージがフィラデルフィア・セブンティシクサーズへ移籍したことで雲行きが怪しくなり、7月下旬にナゲッツ入りとなっていた。 リーグ制覇を目指すウエストブルックにとって、ここ数年苦しい期間が続いていることはロバートソンも感じているということなのだろう。ナゲッツで迎える新シーズンで、この男が再びエナジーを取り戻し、コート上でアグレッシブなプレーを見せつけてくれることを願うばかりだ。 文●秋山裕之(フリーライター)
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