米下院議長候補にエマー氏選出 共和党、一部造反で過半数不透明
【ワシントン共同】米下院議長選で、多数派の共和党は24日、党候補を選ぶ議員投票を実施し、下院共和党のナンバー3、エマー院内幹事を選出した。マッカーシー前議長の解任後、これまで選んだ候補2人は、いずれも造反者が続出して撤退。党内の不和は深刻で、保守派議員の一部は造反する意向を示しており、下院で議長選出に必要な過半数の票を得られるかどうかは不透明だ。 下院はマッカーシー氏が3日に米史上初めて解任されて以降、約3週間にわたり議長不在で機能停止している。中東の緊張が高まる中、バイデン大統領が要請するイスラエル支援などの緊急予算を審議できない事態が続く。
