苗すくすく、田植えの準備着々 6月5日は二十四節気「芒種」
きょう5日は二十四節気のひとつ「芒種(ぼうしゅ)」。稲や麦など穀物の種をまく時期といわれる。4日の佐賀県内は高気圧に覆われて好天に恵まれ、田植えを間近に控えた農家が苗床に水をまくなどの準備に追われていた。 佐賀市東与賀町の農地では、水を張る前の田んぼを耕すなど作業が着々と進んでいた。田中敏夫さん(69)は、先月25日に蒔いた約4・8ヘクタール分の「ゆめしずく」の苗が乾かないよう、入念に苗床へ水をまいていた。5日から田んぼに水を入れ、15日から田植えを行うという。 田中さんは「最近は豪雨や猛暑で育てるのが大変。今年は少しでも稲が育ちやすい天気であってくれれば」と話していた。佐賀平野の田植えは6月中旬から本格化する。(写真と文・山田宏一郎)
山田宏一郎