医師が監修したジャクエツ製「誰もが遊べる遊具」、グッドデザイン大賞を受賞
日本デザイン振興会(東京)は、今年度のグッドデザイン大賞(内閣総理大臣賞)に、福井県敦賀市の遊具メーカー「ジャクエツ」の遊具研究プロジェクトが選ばれたと発表した。 同社は障害の有無や年齢、国籍などにかかわらず誰もが遊べる遊具シリーズ「レジリエンス プレイグラウンド」を、医師の監修のもと、当事者やケアスタッフらの視点も踏まえ開発。審査委員からは「さまざまな特性を持つ子供と医療・ケア・地域という分野を超えた協働により具現化された貴重な事例である」と評価された。 同社デザイナーの田嶋宏行さん(32)は大賞受賞の知らせに「このプロジェクトが、世の中の『仕方ない』を少しずつ変え、誰もが幸せに遊んで生きられる、やさしい社会を育むものになればと願う」とコメントした。