北航平、新作『Children of the In-Between World(中間世界の子どもたち)』発売
アンビエント音楽家の北航平が、13thアルバム『Children of the In-Between World(中間世界の子どもたち)』を7月26日(金)に配信リリース。 本作は子供と大人、動物と人間、生と死、正常と異常、抽象と具象など、さまざまな中間世界に存在する、目には見えないものを見ている子供たちの視点で描いたピアノアンビエント作品。 今回の作品はダブルテーマとなっており、ひとつは、およそ1ヵ月の間に北航平の身の回りで実際に次々と起こった、運命のような奇跡のような9匹の野良猫たちとの偶然の出会いと命の物語の記録。そして、全編にわたり並行して流れるもうひとつのテーマは、たくさんの生き辛さを抱えて過ごしてきたひとりの少年の記憶。さまざまな悩みを抱えるたくさんの人たちに届いて欲しいという本人の願いが込められています。 自宅の古いピアノや、水のような音色を奏でるアレイムビラをはじめ、ガラス作家オカベマキコによるオリジナルのガラス非楽器、どこかコミカルで温かみを感じるカリンバ、曇った質感を纏うアナログシンセ、古いテープノイズ、水の音や猫のゴロゴロ音など、日常の風景を切り取ったフィールドレコーディングが心地良く重なるサウンドが聴きどころのひとつです。