「大坂夏の陣」の焼け跡が出土 発掘調査現場を一般公開
関東から蒲生氏郷ファンの歴女も参上
一般公開には歴史ファンが多数詰めかけ、研究員の説明に熱心に聞き入っていた。神奈川県からやってきた20代女性は「蒲生氏郷のファン」と自認する歴女だ。 2月7日が氏郷の命日で、京都で開かれる氏郷の法要に合わせて関西を訪れ、大坂城跡発掘現場の一般公開にも足を運んだという。氏郷は築城技術に精通し、豊臣期大坂城の築城にも関わったからだ。「豊臣期大坂城の石垣を公開するプロジェクトで、どんな新事実が分かるか楽しみにしています」とエールを送っていた。
戦国乱世をから天下統一へ。信長が手中におさめかけた天下は、後継者秀吉の手からもこぼれ落ち、やがて家康の胸にすっぽり転がり込む。歴史が激しく揺れ動いた時代を物語る注目の地層エリアといえそうだ。 一般公開はきょう7日まで(午前10時から午後4時)。詳しくは大阪市公式サイトで。 (文責・岡村雅之/関西ライター名鑑)